クモとハエ
監督:サム・ライミ 出演:トビー・マグワイア ウィリアム・デフォー キルスティン・ダンスト
この手のシリーズは、見ても内容をほとんど忘れてしまうのがよいところ。おかげで何度見ても楽しめる。
当初はトビー・マグワイアのコスチューム姿を見るのが悲しかったが、それがシリーズ3では「適役かも」という気さえしてきたのだから、ハリウッド恐るべしである。
でも、最近どうしてるのかなあ〜トビー…。
この手のシリーズは、ストーリーはどうでもよくて、悪役が主役なのがよいところ。とはえ、「悪にもワケあり」という面が日本人好みではあったが、悪役ウィリアム・デフォーの顔が変身前後でたいしてインパクトが変わらないのは、失敗では?
一方、シリーズ2のDr.オクトパスは珍しく強敵で、タコが造形的にちょっとコミカルでもあり牧歌的でもあるせいか、こんな奴にスパイダーマンがやっつけられてるという図が意外に快感。こういう映画は、ヒーローが意地悪く卑怯にさんざん打ちのめされてこそ、なんぼのもんである。
ところで、そろそろ新作が新キャストで公開される。内容はご多分にもれず「スパイダーマン前夜物語」ということで、「バットマン・ビギニンズ」より深みはなさそうだけど、あのコスチュームがピーターの手縫いだったという笑劇の事実が…。
キャット・ウーマンかい!
まさか目新しいところが1つもない作品なわけない…よね?
ザ・フライ(1986年・アメリカ)
監督:デヴィッド・クローネンバーグ 出演:ジェフ・ゴールドブラム ジーナ・デイヴィス
スパイダーマンも、一歩間違えばこうなっていたわけである。この映画の何が怖いかって、歯が抜けたり背中が盛り上がってきたり体液の色が変わったり、そうやって体がどんどん人間じゃなくなっていく様がリアルだったこと。
映画「第9地区」で主人公がエイリアン化していくのを見て私はこのハエ男を思い出したのだが、哺乳類から昆虫になるのって嫌ですねえ。
だけど、変身中?に板チョコレートをバカ食いしはじめたのは一体なんなの…ハエはカカオが好き?いまだに謎である。
実はラブストーリーなので妙に切なく、銃を手にしたジーナ・デイヴィスが立ったまま泣いているラスト・シーンが忘れられない。
続編はなかったことにしよう。
